ギャング組織「パッショーネ」を支配する男、年齢は33歳。女子刑務所に服役していた母親から処女懐胎のような形で生まれ、サルディニア島の神父の養子として育つ。ディアボロが生まれてから8年後に出所した母親は、口を縫い付けて家の床下に監禁。その11年後にそれを偶然見つけた養父を村ごと焼殺させる。それと同時に火災で自らも死亡した事とし、自身の存在を経歴から抹消する。幾つもの偽名を持つが、本名はディアボロと言う。ソリッド・ナーゾを名乗っていた頃にドナテラ・ウナと言う女性と交際し、後に彼女は身篭ってトリッシュを出産するが、その事をディアボロは長年見落としていた。翌年にはエジプトで矢を6本発掘し、スタンド能力を発現させている。うち5本はエンヤ婆に売り渡し、残る1本を組織拡大に利用した。自らを帝王と呼び、パッショーネ756人を統べるボスとして君臨するが参謀のドッピオ以外とは連絡を取らない秘密主義を貫いている。
彼の正体や経歴、素性は全ての人間にとって謎である。自分の正体を探ろうとする者には容赦が無く、冷酷で計算されつくした残忍さを演出して警告する。自分の来歴が表に出ることを極度に恐れ、実の娘を自らの手で殺害しようとするが、彼に二度裏切られたと感じたブチャラティと、彼を慕いついてきたメンバーによって次第にその正体が暴かれていった。唯一の血縁となった娘トリッシュとは、互いの位置が認識できるジョースター家のような共有能力がある。
ローマのコロッセオでブチャラティチームと矢の争奪戦を繰り広げるが、戦いの末にジョルノの「レクイエム」を食らって敗北。その能力で永遠に死に続ける地獄を味わう事となった。