共和制は王がいない政治体制です。 暴君は市民の怒りによって倒される事があります。 暴君を倒した市民は新しい王を作らず、自分たちで話し合って政治を行おうと考えました。 しかし市民はそれぞれ自分の仕事があるので、投票で最も政治が上手な者を選び、一定期間だけ権限と報酬を与えて政治を任せることにしました。 選ばれた議員が良き政治を行えば次の選挙も再選し、だめなら新たな議員が当選します。 しかし共和制にも欠点があります。 市民と議員の力関係が崩れると、議員は勝手に自らの任期を無期限にしたり、全権を掌握して暴君になることがあります。 アリストテレスの意見(一票)と村はずれの愚か者の意見(一票)が等しい価値を持つかは共和制の永遠の課題です。